FoodTechエンジニア陣と一緒にダチョウを食べた夜の勉強会(12/8開催イベントレポート)

こんにちは、ネオラボ広報企画室です!今回は、ネオラボ主催のもと12月8日に開催された「FoodTechエンジニアの進撃(食×ITの技術を肴にダチョウを食す火曜夜の勉強会)」のイベントレポートをお届けします。

本イベントは、FoodTechで使われている技術にスポットライトが当てています。普段はそのビジネスモデルが注目されることの多いFoodTechですが「実はこんな技術を用いて事業展開しているんだ!!」と世の中に発信することが趣旨となりました。

当日はFoodTech各社の技術陣から「どんな技術を使ってどんな問題を解決しているのか」について講演が行われ、座談会では「食×ITの技術」をテーマに講演者たちがディスカッション、懇親会には話題の「ダチョウ料理」も登場しております。

■本イベント講演者の方々(以下、講演順)

村上 浩貴氏 Retty株式会社 ソフトウェアエンジニア
Retty:グルメなあの人のおすすめからレストランを探せるグルメサービス。「投稿された口コミを機械学習による画像処理、自然言語処理を用いて解析をしました。」

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宇山 寛氏 株式会社ポケットメニュー 取締役CTO
ポケットコンシェルジュ:高級レストランの予約と顔パス決済のサービス。「コーディング時々グルメ。最近はマーケに興味があります。」

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石井 健三氏 株式会社フーディソン CTO
フーディソン:水産流通のプラットフォームをITで再構築するサービス。「アナログで巨大な産業をIT化していく方法、その楽しさについてお話しさせてください。」

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清田 史和氏 ヴァズ株式会社 取締役CTO
SnapDish:料理写真とレシピ投稿No.1の料理写真共有サービス。「コーヒー、子育てとIT、食とIT、平和とITに興味があります。残念ながら金儲けは苦手です。」

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■本イベント座談会(以下、一部抜粋)

※コーディネーター「小林 佑次 氏」
− エンジニア経験を経て、株式会社マインドパレット創業後、現在はスタートアップ支援活動に従事

■小林氏(コーディネーター)
本日は「FoodTech」というテーマながら、それぞれの事業内容は異なっていて、これまでの開発課題等もさまざまだと思われます。その中で特に楽しかったことや、やりがいのあった開発/プロジェクトなどあれば、お話しを伺えますでしょうか?

■村上氏/Retty
他の登壇者の方々と比べて、まだまだ会社で働いた経験というのは少ないのですが、本日ご紹介した口コミ(=投稿された口コミを機械学習による画像処理、自然言語処理を用いて解析)が初めて自然言語処理にふれた開発でした。自分自身としてイチから勉強してやっていったので、そこはやりがいとか楽しさを感じましたね。

■宇山氏/ポケットコンシェルジュ
自分はエンジニアとして結構ながくやっているんですけども、これまで共通して言えるのがコンシューマーサービスをメインでやってきています。先ほどの講演でお話ししたとおり、顔パス決済を入れているサービスなんですが、時々いろいろな人間模様のようなものを目の当たりにできる機会があったりして、そういった出来事を楽しみながらやっています。

■石井氏/フーディソン
フーディソンですと、データだけじゃなくて、実際に魚が動くということが楽しいです。魚は毎日水揚げ情報が変わるもので、値段だったり魚種だったり毎日変わるんですけど、既存のレジやラベラーはそういうことに特化して作られてないんですね。本来は魚を売ることに集中してほしいスタッフが、ひたすらラベルの機械に打ち込んでいたりするんです。そうした水産の現場にちょっとしたITを持ち込むだけで業務効率がめちゃくちゃ上がるというのは、すごい高揚感を持てるポイントだと思います。

■清田氏/SnapDish
いまのサービスだと、個人的に一番楽しいのは、自分の好きな技術を使ってやれることですね。人が何かを解決する時にどんな技術を選んでやろうかな、という時に自分が考えてやれるということはワクワクします。・・・[サーバーの課題に関する質問 by 小林氏]・・・サーバーまわりの課題ですと、、最近円安じゃないですか。5年前にサービスを初めた時は1USD100円ぐらいだったんですけど、いまは120%以上あがってしまって消費税もあがってコスト面での削減は常に考えています。最近ですと、ユーザーの行動予測に合わせて自動化させている部分もありますね。

 

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■小林氏(コーディネーター)
技術的なトレンドが移り変わっていくとは思いますが、今後社内でホットになりそうな課題・テーマや、ご自身で注目している技術などがあればお聞きしたいのですとか、いかがでしょうか?

■村上氏/Retty
2020年の東京オリンピックに向けて、海外の方がこれから多く日本に来られるので、その方々にサービスを使っていただくことは課題だと思います。それに向けて、現在基本的に日本語で投稿されているところをうまく英語化したいなということが挙げられますね。なんとか機械翻訳の部分で出来ないかなと考えていますが、もしうまくいけば英語による投稿数を飛躍的に増やすことが出来るため、まずは技術的なアプローチを通して課題解決を考えていくつもりです。

■宇山氏/ポケットコンシェルジュ
・・・[インバウンド(訪日外国人)に向けたおもてなしに関する質問 by 小林氏]・・・そもそも、おもてなしって何だっけ?と考えると、要は、おもてなしはエゴじゃないんですよね。こういうこと出来るぜ、というものじゃないんです。おもてなしって、向こうがいろいろ期待していることに対して、こちらがさりげなく提供するのがおもてなしだと思います。そういう意味で、インバウンドで一番大きな課題は、本当にいろんな国からお越しいただくので「人によって期待していることや価値観がぜんぜん違っていること」への対応だと考えています。

■石井氏/フーディソン
今後のテーマとして、魚のデータ化をしないといけないんですけど、なかなか世の中をいっぺんに変えることはできなくて。現在FAXでやりとりされている文字列をデータ化することをちょうど最近はじめたところですが、まだまだ解析精度は低い状態です。そこに対して、今後は機械学習やディープラーニングの部分をしっかりやっていこうと思っています。データはものすごい量が存在するのですが、パターンがあまりにも膨大であり、魚という特殊な領域かつ日本独自の仕組みも存在するため、そこは試行錯誤ですね。

■清田氏/SnapDish
SnapDishで個人的にやりたいのが、うちの場合は料理の写真だけアップする投稿が非常に多いので、それにタギングしたいというのがあります。写真情報にある程度の材料は整っているため、ディープラーニング的なものを持ってくれば、そこまで大変ではないかもしれませんね。画像投稿についてユーザーがタグ付けしなくても、システムで自動的にタグ付けするというかんじです。あと個人的には、IoT(Internet of Things)が好きなジャンルなので、IoT系のデバイスによってデータを取って投げて、みたいなことはなんとなく考えています。
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※懇親会の様子

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※当日の懇親会ではダチョウ料理が大人気!

 

ネオラボ主催のイベントはこれからも続いていきます。今後ともよろしくお願い致します。