ベトナムで働く日本人駐在員の告白(第三夜インタビュー:追憶編)

約1年半のベトナム駐在生活に終わりを告げて、先日帰国されたネオキャリアグループ「アクサス株式会社」の末武 和記(すえたけ かずき)さん。その新鮮な声を帰国直後にお伺いするべく、ネオラボで早速インタビューに行ってきました。ベトナム・東南アジアの駐在に関わられている方々をはじめ、そろそろ駐在のお告げが来そうな方、海外駐在員の生活にご興味ある方まで幅広くお読みいただければと思います。

今回は最終回の第三夜として、いよいよインタビューのラストスパートです!
(第一夜:渡航編)(第二夜:飛翔編)

■ベトナム語の数字をおぼえたら「行動範囲」がグッと広がった!

[ネオラボ]:そういえば、現地生活には「言葉」の問題もありますよね。私もベトナムに行った時、タクシーで行き先を伝えられなくて困ったことがありました。特に現地で役立った言葉・フレーズのようなものはあるのでしょうか?

[末武さん]:タクシーであれば「◯◯に行ってください」「右にまがってください」「左にまがってください」、そういった言葉はおぼえていますね。自分にとって特にターニングポイントになったのが「ベトナム語の数字」でした。数字をおぼえてから、自分の行動範囲というか、現地で出来ることがグッと広がった気がします。これに加えて、あと「モノの呼び方」ですね。日本語の「1つ」「1台」「1匹」のように数字とセットでベトナムには独特の単語が存在するので、その感覚に慣れることも大事だと思います。数字と呼び方をおぼえれば、たいていのことは出来てしまいますね。数字が言えれば、現地でもよそ者扱いされませんし、ぼったくられる確率も下がります。例えば、道端の露店でコーヒーを買う時もいくらとか書かれてなかったりするので、ベトナム語で「いくら?」と聞いて、ベトナム語で「◯◯ドン」と帰ってくるので、それが分かると生活がラクになったりします。

church

■末武さんが自信を持ってオススメできる「ベトナム語の入門書」

[ネオラボ]:ちなみに、私もベトナム語を勉強しようと思っているんですが、何か入門書としてオススメの本とかありませんか?

[末武さん]:それでいうと、オススメできる書籍がありまして、「指さし会話帳」という本なのですが、これが非常に使い勝手が良いんですね。これでだいたいタクシーとか、買い物とかに使える言葉が入っています。よくあるパターンとして、駐在予定の方は最初に「ベトナム語会話入門」的なところから入ってしまいがちかもしれませんが、個人的な意見としては「入門書」としてあまりオススメしません。「指さし会話帳」はホーチミン(南部)とハノイ(北部)の方言の違いなどが解説されており、生活に馴染んだ単語がうまくチョイスされているかんじで、ホーチミン駐在の1年半で本当に役立ちました。いま私が話している部分を記事にしていただいたら”宣伝”っぽくなってしまいそうですけど、かなりお世話になった本ですし自信をもってPRしたいと思います!

※参考リンク:旅の指さし会話帳11ベトナム[第二版] <2006> 池田 浩明 (著)

IMG_1142

■駐在1年半を終えていまも思い返す「ベトナムの魅力」とは?

[ネオラボ]:さて、末武さんのベトナム駐在生活も節目を迎えまして先日に帰国されたわけですが、いま改めてベトナムについて思い返してしまうような心残りといいますか、その魅力は何なのでしょうか?

[末武さん]:あの晴れ晴れとしていて気持ちの良い、やすらぎのある感覚を思い起こすことは多いですね。また整っていないけど何故か美味しいごはんとかも。あとは「ゆるやかさ」でしょうか。ベトナムって本当にゆるやかなんです(公的機関さえも)。ただ、そのゆるやかさが心地良くなってしまうんです(笑)いま振り返ると、「よくもわるくも自分次第でなんとかなる」というところが楽しいのかもしれません。日本ですと法律がしっかり整っていたり、ルールが社会的に定まっていたりするので、これはやってはいけない、こうなったら必ずここに行かないといけないとかビシっと決まっていますよね。ベトナムも法整備はされているんですけど、その運用面では多くの人が自由に動きまわっていて、国ではなく個人にゆだねられている部分が大きいと感じました。例えば食べ物の値札が出ていないので、値付け自体も「当事者間の駆け引き」だったりします。そこでの自分の力量と言ってしまえるか分かりませんが、その場・その場の切り返し方で何とかなったり、より楽しくなったりする機会こそが「心地良さの理由」かもしれませんね。

IMG_2144

■人生の選択肢として「海外」が自然と入ってくるようになった!

[ネオラボ]:いろいろな出来事のあったベトナム駐在時代だったと思います。その1年半を振り返ってみた時に「末武さんご自身にあった変化」はどのようなものだったのでしょうか?

[末武さん]自分はそれまで海外に行ったことがありませんでしたので、日本を飛び出して海外に1年以上いますと、旅行ですとか仕事もそうですけど、人生の行動範囲の中に、その選択肢として自然と「海外」が入ってくるようになったんです。それは自分の中で非常に大きな変化だったと思います。また海外に出てみたことで、日本という国を改めて比較できるというか、日本に対する比較軸が持てたことも有意義でした。「やはり日本はこういった国なんだな」「ベトナムのここはこういう考え方なんだな」ですとか、ありきたりかもしれないですけど、日本を飛び出してみたからこそ、新たに分かることがあったと思います。あとは「ある日突然、外国人が職場に来ても、ふつうに仕事できるな」という感覚や、「英語も少しばかり出来るようになったな」という自信がついたかもしれません。

IMG_2173

■帰ってきた!と、いつでも思える「第二の故郷」こそベトナム

[ネオラボ]:それでは、最後の質問としてお聞きしたいのですが、ずばり、末武さんにとって「ベトナム」とは何でしょうか?

[末武さん]:そうですね・・・自分にとって、ベトナムは「第二の故郷」です!いつ行ってみても「帰ってきたな感」がある場所として、本当に第二の故郷といっても過言ではないと思います。それぐらい馴染み深く離れがたい国でしたね。

[ネオラボ]:やはり帰国されても、末武さんはベトナムが大好きなんですね!ぜひ今度機会があれば、ベトナムにご一緒させてください!お忙しい中インタビューのお時間を頂きまして、誠にありがとうございました!

 

[最後に/ネオラボPR]
NEOLAB(ネオラボ)では、従来のオフショア開発とは一線を画するベトナムラボ型開発(※新型オフショア開発)を提供しています。オフショア開発の内製化や戦略的活用、ベトナム現地で自社開発拠点の立ち上げを検討されている方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。