ベトナムで働く日本人駐在員の告白(第一夜インタビュー:渡航編)

約1年半のベトナム駐在生活に終わりを告げて、先日帰国されたネオキャリアグループ「アクサス株式会社」の末武 和記(すえたけ かずき)さん。その新鮮な声を帰国直後にお伺いするべく、ネオラボで早速インタビューに行ってきました。ベトナム・東南アジアの駐在に関わられている方々をはじめ、そろそろ駐在のお告げが来そうな方、海外駐在員の生活にご興味ある方まで幅広くお読みいただければと思います。それではインタビューをはじめます!

■ベトナム駐在員「末武さん」の帰国直後に突撃してみた!

[ネオラボ]:末武さん、本日はどうぞよろしくお願いします!ベトナム(ホーチミン)での駐在生活を終えて、つい先日帰国されたばかりですね。本当におつかれさまでした。

[末武さん]:こちらこそ、よろしくお願いします!もう帰国から1-2ヶ月ほどになりますが、本当になごり惜しいですね。正直ベトナムにいますぐ帰りたいぐらいですよ(笑)

■1年半前の「ベトナム駐在告知DAY」をいま振り返る!

[ネオラボ]:さすがは末武さん、ベトナムへの愛がひしひしと伝わってきますね。その源泉を掘り下げるべく、早速インタビューさせていただきたいと思います。まず駐在生活の幕開けからお伺いしたいのですが、最初にベトナム駐在を告げられた時は、どのようなかんじでしたか?

[末武さん]:当時はネオキャリア本体でWeb領域の事業開発をしながら、アクサスの新卒採用や社員教育にたずさわっていました。ちょうど一段落がつき、「次は何をやろうか」というタイミングで話があると呼ばれたんです。実は呼ばれた瞬間になんとなく分かったんですよ。もしかすると「どこかに行ってみないか?」という話なのかなと。もちろんその時はまだ具体的な話ではなく「ベトナムに開発の拠点を出そうと思っているから、行ってみないか?」という程度でした。

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■ベトナム行きたくないな… とか正直ありませんでしたか?

[ネオラボ]:そうして駐在時代への道が開かれたわけですが、正直なところ「ベトナム行きたくないな」とか「ベトナム不安で仕方ないな」とか、そういったお気持ちはなかったのですか?

[末武さん]「行きたくない」という気持ちは、全くありませんでしたね。ただ自分にとっては「初の海外」でしかも仕事だったんです。もともと海外の仕事には興味があったので、行ける機会があれば行きたいなと考えていました。渡航に際して「不安」があったのは本当です。それは出発直前になっても色濃く残っていました。そもそもベトナムという土地に行ったことがなく、英語も全然できなかったので、本当に行ってしまって大丈夫なのかと。

■ベトナム駐在生活では「日本のリセット」が必要だった!?

[ネオラボ]:その後、ベトナム随一の経済都市「ホーチミン」に突入されていくわけですが、現地生活を始めるにあたり、まず最初に必要になったのはどのようなことだったのでしょうか?

[末武さん]日本だったら意識せずとも、物がなくなったら、あそこで買おうとか、ルールとかも分かるじゃないですか。でも、ベトナムに行くと、そういった感覚をある程度リセットしないといけないんです。現地での生活ノウハウや社会的なルールを知るために、ウェブで調べたり、人から直接聞いてみたり、そして実際に現地に行って確かめたり、1つひとつ確認していきました。日本で20年間を超えて蓄積してきたような感覚を「ベトナム」においても身に付ける必要があったんだと思います。

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■さあ新米マネージャー!初めてのメンバーがベトナム人!

[ネオラボ]:なるほど。確かに勝手が違うということはありそうですね。逆に仕事面ではどのような不安があったのでしょうか?

[末武さん]:自分はそれまで「チーム」を率いて働くということはなかったんです。プレイヤーとしての働き方が中心でしたので、マネージャーとして人生で初めてメンバーを持ったわけです。しかも「ベトナム人」のメンバーということで、二重の不安がありました。

■ベトナムオフショア開発のコミュニケーターさんに感謝!

[ネオラボ]:末武さんはアクサス株式会社のオフショア開発の一環で現地入りされていたわけですが、現地での初期組織はどのような体制だったのですか?

[末武さん]:スタートは3名体制で、エンジニア2名とコミュニケーター(通訳)1名でした。最初はちょっと戸惑いましたけど、意外とやりはじめるとコミュニケーターの人もすごく良い人で一生懸命翻訳してくれて、こちらが言わんとすることを上手く伝えてくれていたなと感じます。駐在員もベトナム人のメンバーも英語がペラペラであれば、コミュニケーターを入れる必要はないかもしれませんが、実際お互いにペラペラが揃うことが少ないので、そこを介する人が上手く日本語とベトナム語を通訳できるかというのはポイントだと思います。

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■ベトナム現地での「家探しニーズ」を思い出してみたら…

[ネオラボ]:海外では特に「住む場所」が安定しないと、いろいろと安定しないものだと思いますが、現地での住居はいかがでしたか?

[末武さん]:家はまったく困りませんでした。初めての土地だったので、ローカルすぎないレベルで見つかると良いなと考えていました。家探しは現地の日系不動産会社にお願いしたのですが、できるだけ会社に近くて、他にも日本人が近くに住んでいるような場所で、そこまで広くなくても大丈夫、という要望をお伝えし、事前出張の際に内覧させていただきました。結果的に、会社から10分ぐらいのところの家に決めました。

■ベトナム全駐在員必携!伝家の宝刀「デビットカード」!

[ネオラボ]:末武さんのベトナム渡航後に現地で困られたことは何かあったりしましたか?

[末武さん]:初海外だったからかもしれませんが、自分は正式渡航前にかなり入念に調べていったので、そんなに困らないスタートだったんじゃないかなと思います。特に「海外での現金調達方法」はじっくり調べていきました。もしかすると海外旅行に行き慣れている人はそこの感覚が分かるかもしれないですけど、自分は海外に出たことが一度もなかったので、本当に行く前まではキャッシュカードとクレジットカード1枚ずつぐらいしか持ってなかったんですね。現地で毎度両替しているわけにもいかないので、どうやって現地でお金をスムーズに手に入れるのかを考えました。

そうして、「デビットカード」を使えば、現地ATMから現金を引き出すことが出来るとか、事前調査を通して分かってきましたね。自分でも調べていて「なるほどな」と思いました。そこでデビットカードとクレジットカードを「2枚」ずつ作って、「1枚」失くしてしまっても何とかなるよう準備していったんです。それを最初の事前出張で「本当にそれが使えるものなのか」を確認していったイメージです。現地駐在時には、本当にデビットカードが便利でした。他の国は分かりませんが、ベトナムの大きな都市にはATMがすごく多いので非常に重宝します。日本でも最近使われる方も増えてきましたが、ベトナムで駐在予定の方は必携であると思います。

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■行ってみたら何とかなるもので、けっこう馴染んでくる!

[ネオラボ]:なるほど。デビットカードやクレジットカードなどに加えて、「生活用品」として日本からベトナムに持っていって良かったものはありましたか?

[末武さん]:日本からひと通りは持っていったんですけど、そうですね、「シャンプー」かもしれないですね。自分には「現地のシャンプー」がぜんぜん合わなかったので。現地には日本と同じメーカーのものがあったりするんですが、日本のものとは明らかに成分が違うんですね。加えて、気になる方は身のまわりを塗ったりするものとかを日本から持っていったほうが良いかもしれません。現地でも調達できますが、人によって合う合わないが分かれる印象です。それ以外は、行ってみたら何とかなるものでして、意外と生活面で苦労はありませんでした。けっこう馴染んでくるものです。
 

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