“元気玉”のようなリモートワークが普通になる!?(11/12開催イベントレポート)

こんにちは、ネオラボ広報企画室です!

11/12開催「リモートワーク先進企業が語る・未来のマネジメント」のイベントレポートをお届けします。

リモートワークとは「離れて働くこと」であり、またそれによって生み出される付加価値のことです。これまで「個人とリモートワーク」のテーマでは数多くの情報が出ていますが、一方の「企業とリモートマネジメント」は語られる機会が少なかったように思われます。本イベントはリモートワークを最先端で実践している企業の方々から情報発信いただく場となりました。それでは、当日の様子を見ていきましょう!

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※エウレカさんの提供スペース−「広々としたスタイリッシュ空間です。

■イベント登壇者

山重 卓也 氏 【コーディネーター】 株式会社スマートソーシング 取締役
→株式会社リアルワールドでの豊富なクラウドソーシング経験を基に事業展開

菊本 久寿 氏 株式会社StartupTechnology 代表取締役
→空いた時間に好きな時間働けるRuby on Rails専門のクラウドソーシング

西小倉 宏信 氏 ラフノート株式会社 代表取締役
→リモートワークに使える人件費原価計算ツールを開発

中川 祥太 氏 株式会社キャスター 代表取締役
→リモートワーク前提の秘書サービスを展開

酒井 佑介 株式会社ネオラボ 代表取締役社長
→ラボ型オフショア開発サービスを展開

※主催企業:株式会社ネオラボ
※後援企業:ChatWork株式会社

 

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■リモートワークで「本当の見える化」ができた

【西小倉氏】:毎朝、仕事が始まるときにチャットワーク(ChatWork)で「今日やること」を宣言して、必ずどれだけ忙しくても16時半から全員でSkypeミーティングをしています。

リアルタイムで対応してほしいところは随時チャットワークでやりますが「こういうのあるらしいよね、こういうの考えないとね」という、急ぎではないけれど重要なものはGoogleドキュメントに書いておいて、16時半のタイミングで1日分のものを全部終わらせてしまいます。いろいろ試しましたが、このやり方が一番効率が良くて、そういう感じでやっています。

そして1週間に1回、水曜日は集まれる人だけ集まって、毎日やっていたことを全部みながら(時間管理ツールのTimeCrowdでその人1人ずつのどのタスクに何分かかったかとか分かるので)、それで1週間を振り返るようなイメージです。自分自身もリモートワークはデメリットの多いイメージが最初はありましたが、逆に時間を共有する文化ができてきたので、リアルで集まる環境ではできなかった「本当の見える化」ができました。
※西小倉氏の自己紹介スライドはこちら

■コミュニケーションツールは全ての基幹になる

【中川氏】:リモートワークに取り組まれるのであれば、うちのメインはチャットワークになっていますので、まずは普通にそのようなコミュニケーションツールを入れたほうが良いかと思われます。

基本的にコミュニケーションツールは全てのツールの基幹になるため、そこだけ全部決めで作ってしまいます。裏側のバックオフィスに関しては、うちはkintoneを中心に開発をしており、クラウド系ツールに多くつなぎ込んでいるイメージです。会計系ですとfreeeやMFクラウドとも提携していますし、その他は請求書管理やパスワード管理、セキュリティ管理など細かく導入しているものもあります。

うちはYammer、Chatter、Slackなど、これまでほとんどのコミュニケーションツールを使っていまして、このようなところはたくさん触っていただけると良いでしょう。ただし「スマホ」で出来ることが必須なので、それが出来ないツールは外しています。バックオフィスからすべてのフロントサイドの営業関係について、全てを「クラウドツール・リモートワーク用のツール」で組んであるので、もし「こうしたいのだけど」と考えられているようであれば、お気軽にご相談ください。

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■リモートワークで一番障害になるは「寂しいこと」!?

【菊本氏】:リモートワークで一番障害になるかなと思いますのが、、寂しいんですよ。リモートワークって。1日だれとも話さないということが普通に起きるわけですね。それで、うちがどういうふうにそれを乗り越えたかというと、オフィスに集まるようになりました。「リモートしない」という(会場笑)。

もともと「なぜリモートワークするか?」というと、女性が働く環境でどうしても行けないとか、場所的な制約がどうしても出てしまうとかで、そうする必要のある方がいるからです。そうする必要のない人にとって「なぜリモートワークが良いのか」というと、会社が朝しっかり来いと言うとか、ミーティングやるので行かないと怒られるとか、そういうことをやるから「リモートワークが良い」とかそういうことになってしまうんですね。

うち、出社は自由なんですよ。別に来ても来なくてもいいよ、という感じにしていると、だいたいみんな昼前ぐらいに来ます。まあ雨の日はあまり来ないんですけど。私がすごく思うのは「無理にリモートワークをする必要はない」と思っています。そこはバランスだと思っていて、オフィスに来るのが楽しいというのもあると思いますので、オフィスに来てもいい。リモートワークにしたかったら、リモートワークにしたらいい、という感じで、そこを選択させるのが良いのかなと。

そういう意味だとリモートワークに振り切り過ぎないのは、リモートワークの困難を乗り切る1つの方法かもしれないなと、そう思います。

■被災地でのクラウドソーシング・海外とのリモートワーク

【山重氏】(コーディネーター):皆さんがおっしゃるように、寂しいのは実際にこれからも問題になると思います。自分がちょうど仙台で被災地の方々にクラウドソーシングを通して働いていただいた時に、そこの部分には特に気をつけるようにしていました。

自宅で小さなお子さんがいて、なかなか外に出れない方が結構いらっしゃいましたので、そういう方々に関しては「仕事は自宅でやってもいいけれども、必ず外に出ることを忘れないようにしてください」とお伝えしていました。近くのスーパーに買い物に行くだけでも、公園まで散歩に行くだけでも良いんです。リモートワーク上の寂しさの問題は、環境を少し変えるだけで解決することができるように思います。

またオフショアなどで国内外のリモートワークが今後増えてくると「時差や文化差の問題」も出てくると思います(酒井さんが話されていたように)。例えば、むかし自分は中国の会社に開発を頼んだことがあったのですが、重要な日に「こちらのエンジニアと私と中国現地のチーム」でチャットしながらいろいろと話をしていたんですけど、7時ぴったりにいきなり返信が来なくなったので「回線でも切れたのかな?」と思って、現地に電話をすると電話に出ない。

親会社があったので調べてもらったら、その会社は田舎にあるのでそこから皆さんバスで自宅まで帰るそうで、乗り遅れないために仕事で話している途中であっても一言もなく、、とのこと。そのまま、その日は何の進展もなく開発が遅れてしまいました。そのような点は今後オフショアを考えられる時に「国民性:のところも事前に理解された上でやると大きな失敗がないのかなと思います。

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※弊社代表の酒井も登壇していました

■”元気玉”のようなリモートワークが今後のスタンダードへ

【酒井】:「今後どのような働き方が一般的になってくるのか」は、人がする仕事がどういうものになっていくか、にリンクすると考えています。時間軸は5年後なのか、10年後なのか、30年後なのか、ある程度の振れ幅はあると思いますが、最近よく言われているオペレーショナルな仕事はロボットやAIに置き換われる。「それどうやってだよ??」という話はいったん置いておくとしてもですね、そういうトレンドはあるはずです。

一方、人がやるべき仕事というと言い方がキツくなりますが、やる仕事は、おそらくクリエイティブな仕事であるとか、逆にドブ板な仕事というところが人の仕事として残ると思います。そういう時に人のクリエイティブな部分だけを切り取って!となった瞬間、いろんなところにあるクリエイティブを使わないといけない。社内にあるクリエイティブだけでは足りない!という話も発生すると思っているので、世の中にあるクリエイティブ、離れたところのクリエイティブを全て使っていく「元気玉」のようなリモートワークは、今後スタンダードになるんだろうなと考えています。

「リモートワーク向けにあったら良いツール」としましては、やはりVRですね。たとえば、「リッチマン、プアウーマン」と見たことある人いますか?小栗旬と石原さとみの奇跡のドラマなんですけど、そこでですね、石原さとみがブラジルに行っちゃうんですね。小栗旬と付き合っているのに。というすごく切ない場面があります。そこで小栗旬が「地球の裏側にいてもまるで隣にいるように感じる、それをつくるのが僕の仕事だ」みたいなことを言うわけです。それが結構カッコ良くて。そういったもの。VRあたりで「どれだけ距離が離れていても隣にいるように感じられるツール」があると、これからの世界には良いんだろうなと思っています。

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※本日はお越しいただき、本当にありがとうございます!

ネオラボ主催のイベントは今後も月1回ペースで続いていきますので、今後ともよろしくお願い致します。

★次回イベント告知
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